ダンサーとして働くためにやること10のことなんて書いたら
物議を醸しそうですが、そもそも醸せるような分際でも無いので書きますw
だって、なかなか教えてくれない気がするから・・・
今からロサンゼルスで頑張ってプロダンサーを目指す人のためにお役に立てたらいいなと思います!
私がロサンゼルスに来た当初は、誰も知っている人がおらず、
下調べをするにも十分な情報源が無かったため、困ることが
たくさんありました。
テクノロジーも今のように発達していたわけではなく、
地図でさえも印刷をして行動していましたし、インスタも無かったし、
携帯電話なんて、折りたたみ式のパカパカ携帯で、国際電話をする時は、
コンビニでプリペイドカードを買って電話をしていました。
LINEなどの無料電話ができるアプリも無かったので・・・
そう思うと過去10年で世界は大きく変わったなぁといつも思います。
と言うことで・・・
- 1 ロサンゼルスでダンサーとして働くためにやる10のこと
- 1.1 ヘッドショット(アーティスト写真)を用意する。
- 1.2 レジュメ(履歴書)を英語で作成する。
- 1.2.1 ヘッダーのところに、下記の情報を記載します。
- 1.2.2 名前
- 1.2.3 住所
- 1.2.4 e-mailアドレス
- 1.2.5 電話番号
- 1.2.6 Height(身長), Weight(体重), Eye Color(目の色), Hair Color(髪の毛の色)
- 1.2.7 そして、カテゴリーを分けます。
- 1.2.8 Stage/Performance(舞台やステージで踊った経歴)
- 1.2.9 Commercials(コマーシャル出演の経歴)
- 1.2.10 Music Videos(ミュージックビデオ出演の経歴)
- 1.2.11 Special Skills(アクロバット、エアリアル、大道芸など特殊なスキル)
- 1.2.12 Training(どの先生に何を習って来たのかを書きます。)
- 1.3 体を鍛える・柔軟をして体を整える。
- 1.4 自主練をする。
- 1.5 フリースタイルを磨く。
- 1.6 自分の好きなアーティストの振付師やダンサーをチェックして、その人のクラスがあれば受ける。
- 1.7 セッションに行く。
- 1.8 パーティーに行く。
- 1.9 踊っている動画をインスタに載せる。
- 1.10 とにかく会話をする!(コミュニケーションを取る!)
ロサンゼルスでダンサーとして働くためにやる10のこと
-
ヘッドショット(アーティスト写真)を用意する。
-
レジュメ(履歴書)を英語で作成する。
-
体を鍛える・柔軟をして体を整える。
-
自主練をする。
-
フリースタイルを磨く。
-
自分の好きなアーティストの振付師やダンサーをチェックして、その人のクラスがあれば受ける。
-
セッションに行く。
-
パーティーに行く。
-
踊っている動画をインスタに載せる。
-
とにかく会話をする!(コミュニケーションを取る。)
ヘッドショット(アーティスト写真)を用意する。
ヘッドショット(headshot)とは、日本でいうアーティスト写真や宣材写真のことです。
と、突然なることが最初はほとんどです。その時に持っていく宣材写真は重要です。
労働ビザが無い場合、オーディションに受かったとしても仕事をすることはできませんが、
オーディションの「場数」を踏むことは大事だと思うので、プライベートなオーディションでは無い限り、
挑戦してもいいと個人的に思っています。
しかし、中には「いやいや、ビザ無いんだったら受けないでよ。競争率が上がって混み合うだけじゃん。」
って思っている人もいると思いますが・・・
もしくは、オーディションを開催している側が、
「ビザが無いんだったら最初から受けないでよ!」
と思っているパターンもあるようですが、
「受かることの方が少ないねん!それやったら経験のために受けさせてくれー!」
と言うのが私の個人的な勝手な考え・・・w
ちなみに、私は労働ビザが無い時に受かってしまったことがあります。
それらの仕事はやはり、できませんでした。
でも、怒られることもありませんでした。
そこまで行けたんだ!と言う自信に繋がったことは確かです。
ちなみに、ヘッドショットの印刷をするならNoho Copyがおすすめです!
そんなこんなでできた私のヘッドショットはこちら!
左:顔アップ。化粧は薄めでディズニーを意識、笑顔OK。シンプルなトップス着用。
右:全身もしくは太ももよりアップ。体のラインを見せる服装。自分の個性を出してOK。
レジュメ(履歴書)を英語で作成する。
レジュメとは英語で「Résumé」とそのまま発音します。
そもそもフランス語のようですね。日本語だと「履歴書」です。
こちらも1と同様、突然のオーディションが舞い込んで来た時に、用意しておくべきものです。
日本の経歴は、なかなかわかってもらえないことがありますが、確実にあった方が良いので頑張って英語に訳してみましょう。
オーディションの際は、ヘッドショットとレジュメを一緒にして、四つ角にホッチキスで固定。
通常、当日オーディションでエントリーする際に提出です。
ヘッダーのところに、下記の情報を記載します。
-
名前
-
住所
-
e-mailアドレス
-
電話番号
-
Height(身長), Weight(体重), Eye Color(目の色), Hair Color(髪の毛の色)
そして、カテゴリーを分けます。
-
Stage/Performance(舞台やステージで踊った経歴)
-
Commercials(コマーシャル出演の経歴)
-
Music Videos(ミュージックビデオ出演の経歴)
-
Special Skills(アクロバット、エアリアル、大道芸など特殊なスキル)
-
Training(どの先生に何を習って来たのかを書きます。)
そうやってできたものがこちら!
エージェント(タレント事務所)が作成してくれたものなので確実だと思いますが、
単なる一例なので、他の人に色々と見せてもらうといいですよ。
エージェントに所属している場合は、このレジュメにエージェントのロゴが入ります。
レジュメについて、「英語版ダンサーレジュメの書き方」を書いた記事はこちら↓↓
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 日本はどうかわからないのですが、アメリカでオーディションを受ける際は、ほとんどの場合、レジュメ(履歴書[…]
体を鍛える・柔軟をして体を整える。
みっちり普段から体を鍛えて柔軟をしているダンサーさんって
まだまだ少ないのでは無いかな?と思います。
バレエダンサーさんはわりと解剖学なども知っている方が多いので
体のケアの大切さは重々承知だと思うのですが、
ストリートダンスの世界ではまだまだ重要視されていないなぁと思います。
ストリートダンス界(名前がよくわかりませんが、メディア業界のダンス)においては、
世界中からロサンゼルスを目指してくる人が多いため、
筋肉も骨格もリズム感も違うダンサーたちと対等に戦える体造りができれば、
かなり強いと思います。
2回転、前後開脚、足をバットマンの状態で固定は当たり前・・・
思い通りに体が動くことが、当たり前の世界です。
ヒップホップのクラスで、
「うわー、この人めっちゃ上手いなー」
と思ったら、またジャズのクラスで、
「うわー!この前のヒップホップのクラスでめっちゃ上手いと思った人やー!」
ってなるんですw
そうなんです、なんでも踊れるんです。
完全に無敵ですw
そんな彼らと対等でいるためにも、ジムで筋トレをしたり、持久力を鍛えたり、柔軟やマッサージをやるなど、日々の体のメンテナンスが後々結果へと繋がります。
実際に、ジャネットジャクソンやマドンナのダンサーたちは常々ジムに行って体を鍛えています。
私もそれをジムで目の当たりにしています。
自主練をする。
これは、「ロサンゼルスでプロダンサーになるために日本でやっておいた方がいいこと8つ」にも書いていますが、
ロサンゼルスに来たら、さらにその習慣を強化します。
苦手なことをできるまでやる。とことんやる。
自主練でか克服できないことがあります。
ビデオで自分の姿を撮影して、研究を重ねます。
例えば、クラスで習った振り付けを復習して、
できなかったなぁと思う部分を集中的に練習。それをビデオに撮影する。
また、自分のダンスをビデオで撮影した時に、
自分自身が頭の中で想像している動きと違うように見える時は、
それが第三者から見えている動きです。
納得ができないようであれば、納得が行くまで練習する。
家のリビングルームや庭、ジムのスタジオ、もしくはスタジオを自分で予約して練習する人もいます。
ノースハリウッドにある「Evolution Dance Studios」はダンサー御用達のリハーサルスタジオ。
Evolution Studios was founded in 2007 and is one of Los Ange…
上記の3もそうですが、自主練をすることは、
売り出したい商品に磨きをかけるのと同じことです。
でもダンサーである限り、自主練は苦にならないはず!
踊ることが何よりも楽しいですからね!
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 過去の私 私がロサンゼルスに来たのは2009年の終わり。 その時に、「あぁ、あの時そうすればよかっ[…]
フリースタイルを磨く。
フリースタイルも自主練と合わせて磨くことが大事です。
オーディションを毎回受けては、フリースタイルができる人に仕事をまんまと持って行かれますw
特技を持っていれば、それを大いにアピールできるチャンスです。
小物を使って踊ったり、ピルエットを何回も回ったり、ブレイクダンスやヴォーグをやったりなど、なんでもオッケー!
基本的にフリースタイルでは、「何をやってもオッケー!」なので、
本来かなり楽しいはずなのですが、私の場合、振り付けされたものを踊ることが多かったため、
いきなり即興で踊るのは苦手分野でした。
しかしあまりにもやらされる機会が多いので、
これはきっとフリースタイルを磨かないと前に進めないんだなと思いました。
すでにフリースタイラーなら、困らないことなのでスキップしてくださいw
練習する時は毎回、「犬」「水」「猿」「落書き」などテーマを決めてやるとやりやすいです。
その中で自分が繰り返しやっている動きが見つかると思うので、
その繰り返している動きから、また違う動きへどう繋げるのか、研究します。
また、変な動きからダンスに繋げていく、前にクラスで習ったフリを応用して、それを一緒に練習している人と共有するなど、かなり自由な発想で好きな音楽で、ひたすらその空間と音楽を楽しむ!
自分の好きなアーティストの振付師やダンサーをチェックして、その人のクラスがあれば受ける。
普段から振り付けのお仕事をしているなど、すでにお仕事を抱えている振付師さんなどがクラスを教えている時はそのクラスを受けてアピールすることをおすすめします。
クラスを受ける時は絶対、最前列か前の方!
最近では振付師が開催するインテンシブやワークショップもたくさんあるので
振付師の人と会話して、自分の存在を知ってもらうチャンスです。
その中でも挨拶は重要な必須項目です。
挨拶をして、名前を覚えてもらう。顔を覚えてもらう。
とにかく存在を知ってもらうことが重要です。
セッションに行く。
フリースタイラーならそんなことを言われずとも、きっと行くと思うのですが、
ぜひフリースタイラーでは無い人にも挑戦して欲しいです。
セッションの情報もロサンゼルスに来るとあちこちにあります。
スタジオがバトルを開催していることもありますし、そのバトルでできた友達とセッション会を開いてみるのもありです。
音楽が流せるところならどこでもオッケーですしね!
バトルに出るのは特に良いと思います。
友達もできるし、さらなる自信にも繋がります。
パーティーに行く。
そうなんです。パーティーに行くんです。
パーティーと言うと響きがあまりよく無いかもしれないので、社交会の方がいいですかね・・・
いや、なんだか古いな・・・笑
バックアップダンサーなど、メディアに出たい人などを目指している人におすすめなのですが、ダンスクラス以外の部分で、パーティーと言う別の社交の場で人と繋がるチャンスです。
やっぱり、「振付師とプライベートで仲良くなる」はいつの時代でも結構大事かなと思います。
ハウスパーティー(誰かの家で行われるパーティー)や誕生日パーティーなどに呼ばれたら、行くようにしていました。
踊っている動画をインスタに載せる。
踊っている動画をインスタに載せる。そしてタグ付け。
インスタだけで無く、YouTubeにも載せるとなお良しだと思います。
特に最近では、ミレニアムのスタジオで講師にピックアップをされて踊っている姿は、ビザを申請する際にも有利になるようです。(ケビン弁護士曰く)
クラス動画を見て、インスタから声がかかることもあります。
自分を売り込むための動画アップはこのご時世にはもう欠かせなくなりましたね!
そして、踊っている曲の名前、アーティスト名、振付師の名前、一緒に踊っているダンサー、好きなダンサーなどをタグ付けする。
そして、好きな振付師にダイレクトメッセージをしてビデオを直接見てもらうようにする。
連絡先さえわかれば、なお良いですね!
とにかく会話をする!(コミュニケーションを取る!)
これ、多分一番重要なことかもしれません。
内気になってしまい、恥ずかしがって自分から挨拶やコミュニケーションを取れないと、自分自身を知ってもらえません。
これはどの業界であろうが、人と人との繋がりはとっても大事ですよね。
「あぁ、あの人、この前会った人だな。でも覚えて無いだろうなぁ。」
と終わらせてしまったらもったい無い!
「あぁ、あの人、この前会った人だな。一度話しかけてみよう!」
この勇気が出せるかどうかです。
いやぁ、この勇気は結構その現場に直面するとなかなか出ない勇気かもしれませんが、私は何度も直面しました。
でもそこで話しかけた人は、次回会った時にだいたい覚えていてくれます。
相手が覚えていなかったら、出会った時のことを話せばいいのです。
また、目線は合うけど、完全に忘れられてるのか、機嫌が悪いのか、挨拶や話をしようとしない人もいます。
これは日本でもよくありそうな話ですが・・・その時も自分から話しかける勇気を持てると最高ですね。
「人見知り」と言う性格が、エンタメ業界では不利に働いてしまうことがよくあるので、コミュニケーションを積極的に取ることを強くおすすめします。
さて、「ロサンゼルスでダンサーとして働くためにやる10のこと」
いかがでしたでしょうか?
他にも精神的な部分で大切なところはたくさんあるのですが、10点あげてみました。
結構当たり前なことが多かったと思うのですが、全部同時に一気にやるなんて正直厳しいとは思います。
同時で無くてもいいんです。
意識をするだけで十分だと思います。
実は自然と無意識レベルでできていた!って言うことがあるからです。なので、「あぁ、やっぱりそうやんな」と思って頂けていると幸いです。
とにかく目立ったもん勝ち!な感じの世界でもあると思います。
スキルはもちろんなのですが、心からダンスを楽しんでいるかどうか、
と言う「パッション」がキーです!!
頑張ってくださいね。