ずっと自分自身の歯並びが気になっていました。
それで歯医者さんに言われたことは、「治したいならまずは親知らずを抜かないとね!」でした。
歯列矯正をしても、親知らずを抜かないとそれが圧迫して時間が経てばまたガタガタになるからとのこと。
あーーーやっぱり親知らずは絶対かー・・・歯医者さんが大っ嫌いな私。
でも、私35才、思い切ってアメリカの口腔外科にて3本一気に抜くことを決意しました。
その一連の流れをここに記して、これから親知らずを抜歯する方の参考になれば幸いです。
まずは検診
実際に歯を抜いてもらうお医者さんにレントゲン写真を見てもらい、どんな麻酔をかけて抜きたいか聞かれます。
局所麻酔と全身麻酔の2択だったと思うのですが、私はもう怖すぎたのでソッコー「全身麻酔で!」とお願いしました。
全身麻酔は英語でGeneral Anesthesia(ジェネラルアナスタジア)と言います。
局所麻酔はLocal Anesthesia(ローカルアナスタジア)と言います。
私が行ったクリニックでは、静脈麻酔であるIntravenous Anesthesia(イントラビーナスアナスタジア)も扱っていました。
ちなみに私が行ったそのクリニックは、カリフォルニアに3箇所ある
「HERITAGE Oral Surgery&Implant Centers」と言うところです。
歯医者さんではなく、口腔外科。
Yelp(イェルプ)でも評価がよかったのでそこにしました。
先生に直接、「アメリカでは親知らずを10代で抜くと思うんだけど、私はもう35才だし、めっちゃ怖いんですけど!」って言ったら、
「いやいや、35才なんて僕より若いしまだまだ大丈夫。私は過去に90才の人にも施術したよ。それはさすがに大変だったけどそれでも大丈夫だったよ。」と安心させてくれました。
料金・当日までの用意・当日の流れなど説明
先生と会話が終わったあとは、スタッフの方から料金の説明や当日までの用意、当日の流れを説明されました。
私の料金は441ドル!
内訳はこちら。
内容 | 料金 |
Partially Bony Impacted(部分的に出てる歯) | 34ドル |
Completely Bony Impacted(全部埋もれてる歯) | 61ドル |
Completely Bony Impacted(全部埋もれてる歯) | 61ドル |
General Anesthesia First 15 min(全身麻酔最初の15分) | 95ドル |
General Anesthesia Addt’l 15 min(全身麻酔追加15分) | 95ドル |
General Anesthesia Addt’l 15 min(全身麻酔追加15分) | 95ドル |
合計 | 441ドル |
上記の価格は、保険が効いた価格です。
もし、保険がなかった場合は1本抜歯につき、692ドルかかっていました。
これは余談ですが・・・
薬の用意
検診の時に渡される処方箋を持って、近所のドラッグストアに行って薬を先にゲットしておきましょう。
処方された薬は3種類。
・Amoxil(6日分):抗生物質
・Tylenol with Codeine:痛み止め
・Medrol 4mg doespack(6日分): ステロイド(顔の腫れを抑えるためのもの)
私の場合、全身麻酔の副作用によりひどい嘔吐に襲われたので、それらの傾向がある方は前もって嘔吐止めも処方してもらうことをおすすめします。また、Medrolにも嘔吐や悪寒の副作用があります。
・Zofran:嘔吐止め
Tylenolという痛み止めは中毒にもなる人がいるくらい、強い痛み止めだそうです。
もし痛みがひどく無い場合は、処方箋がなくても買えるAdvil(アドビル)で十分です。
左3つが否応無しに出される処方薬。
右2つは必要であれば飲みましょう。
緊張の手術当日!
術後数日間は好きなご飯もあまり自由に食べられないことを知っていたため、
前夜は軽い食事の方がいいと書かれていたにも関わらず、思いっきり重いタイ料理をがっつり食べましたw
↑↑こちら、リアルに食べたタイカレーw
朝起きて、言われた通り水も何も飲まず、もうずっとガチガチに緊張していました。なぜなら歯医者さんとかめっちゃくちゃ苦手やからーー!!
本当に親知らずの抜歯だけは避けたいと思って来た人生なのでw
何が怖かったかって、麻酔が効かなくてめっちゃ痛かったらどうしようとか、不快感がすごかったらどうしようなどの緊張でした。
料金の支払いを済ませ、いざ、手術台へ!!
うわーーーなんかすげー拷問台みたいww(勝手にそう思う癖があるっぽいです)
しかし看護師さんがすごい優しい。「今日は私がずっとついてるからね。どう?緊張してる?緊張してるなら、笑気ガスを吸ってもらって、安静にしてもらってから始めるわよ。」
私「いやぁ、ちょっと緊張してるかな・・・」(ほんまは緊張マックス!!)
看護師さん「そっか、じゃあ笑気ガス吸おっか!」
私「は、はぁ、そうですね・・・」
そして鼻の部分のみに、なんかガスマスクが当てられる。
左腕には血圧計、左右の指先には脈拍計。
そして頭を固定、足を固定。今考えたら完全に縛られた状態でしたw
看護師さん「鼻から吸い込んで、鼻で吐いてね。しばらくすると体がチクチクしてくるわよ。」
私「はい・・・」(めっちゃ不安)
看護師さん「どう?なんだか感じて来た?」
私「これがちゃんとした感じなのかどうかわからないんだけど・・・」(チクチクした感じが全然わからず、ちょっとボーッとしてくる)
そしたら担当のお医者さんが現れた。そしたら更に2人ほど手術室に入って来た記憶があります。
お医者さん「調子はどう?元気ー?」
私「はい、調子は良いです」(かなりボーッとしながら)
そうこうしているうちに、腕に冷たいものをスプレーされて、チクっと麻酔の針を刺される。
私の頭の中で、「本当にこれ、意識飛ぶのか?これで意識がずっとあったらどうしよう。意識まだあるぞ・・・」
お医者さん「お口ちょっと開けてねー」
そして私が口を少し開けた瞬間にスッと意識がなくなりました。
おそらく針を刺されてから20秒ほどだったと思います。
次に意識がついた時には、なんだか顔を横に振られ、右奥の親知らずを少しゴリゴリとされているような薄っすらとした意識が戻って来たことを覚えています。(でもなぜか全然怖さは無い・・・夢と現実の狭間のような感じです。)
そしたらその直後に肩をトントンされ、「終わったよー!」の声が聞こえてきました。
はぁ、終わったんだ。やったー!!終わったー!!
手術にかかった時間は約1時間。
しかしぼんやり感が半端ない。
旦那はんも来て、一安心。
お医者さんからも「全てうまく行きましたよ」と言われました。
顔にはアイスパック、口の中にはでっかいガーゼ。
そのまま車椅子に乗って意識が朦朧とした中、ソッコー帰らされるっていうねw
前もってやっておくこと・注意事項
このあと、さらなる拷問のような一日が待っているとはつゆ知らず・・・
その後の経過については、下記のブログで綴っています!
【前編】にて手術当日までを書きました。 まだご覧になっていなければそちらも参考にしてみてください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://makemisofi.com/wisdomteeth-r[…]