少し重厚感があるクレジットカード、Chase Sapphire Preferredはアメリカでも旅行好きなら必ず利用するカードと言っても過言ではないカードの一つ。
そんなカードがなぜそんなに人気なのか?どんな特典があるのか?
私の経験、リサーチをまとめて記事にしました。
アメリカに来てどのクレジットカードが良いのか迷っておられる方、初めてChaseのクレジットカードを持とうとされている方、Chase Sapphire Reserveとどっちにしようか迷っている方に良い記事だと思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
※Chaseからお金をもらっている訳ではありません!
【アメリカのクレジットカード】Chase Sapphire Preferredが人気な理由
ズバリ、その特典にあります。
- サインアップボーナスが80,000ポイント(2020年11月8日までのオファーだそうです)
- 飲食費と旅費はポイントが2倍
- Chaseのポータルサイトから予約した航空券は25%増しのポイントで購入可能
- 提携先のホテルとフライトを予約する際は1:1の交換レート
- Lyftを利用するとポイントが5倍(2022年3月まで)
- DoorDash(デリバリーサービス)の特典
- 旅行に関するトラブルにおける保険などのその他サービス
- 海外手数料なし
今だけ!サインアップボーナスが80,000ポイント
我が家はこのサインアップボーナスをもらうためにいろんなカードを持っていると言っても良いくらい、一気に稼げる「サインアップボーナス」。
Chaseが出しているカードの中でも2番目に高い、80,000ポイントです。(ちなみに、2020年11月8日までのオファーです。一番サインアップボーナスが高いのはChase Ink Business Preferredで80,000ポイントです)
そのポイントをもらうための条件は、申請が承認されてから3ヶ月以内に4,000ドルを使うこと。
現金にすると$0.01(1セント)が1ポイントなので、600ドル分をいつも通りにカードを利用して買い物をすれば一気にもらえると思ったらやるしか無いです!
※2018年まではこのサインアップボーナスが50,000ポイントだったので現在2020年は20,000ポイント増しです。
飲食費と旅費はポイントが2倍
1ドルにつき、2ポイントつくということです。(100ドル使ったら、200ポイントつきます)
飲食費と一口に言っても、カウントされるところとされないところがあるので要注意!
飲食費としてカウントされるところ:
- レストラン
- バー
- カフェ
- ジュースバー
- ブリューワリー(ビール酒場)
- ファストフードレストラン
- フードデリバリーサービス(Postmates除く)
- 大学内のダイニングホール
- 飲食の自動販売機
飲食費としてカウントされないところ:
- スーパーマーケット
- Amazonのレストラン
- ベーカリー
- ケータリングサービス
- 巨大な商業施設内(スポーツスタジアム、カジノ、テーマパーク、デパートなど)
- 飛行機内の飲食
- 食事キット(ブルーエプロンなど)のサブスクリプション
個人的にはスーパーマーケットで買い物をした際に飲食費としてカウントされないのがちょっとネックです。
旅費については、ホテルの滞在費、航空券、移動費用、パーキング代、ライドシェアリングなどです。
ライドシェアリングについては、下記にも書いていますが、特に5倍のポイントがもらえるLyftが良いでしょう。(通常は2倍だが、Lyftを利用すると3倍増しなので、トータルで5倍ということです。)
Chaseのポータルサイトから予約した航空券は25%増しのポイントで購入可能
集めたChaseのポイントであるChase Ultimate Rewards(通称「UR」と呼ばれます)をいろんなモノに変換することができるウェブサイトのことです。Chaseのアカウントを開設し、オンラインで自分のアカウントを設定すれば見ることができます。下記の「Travel」がその対象部分です。ここから予約をします!
提携先のホテルとフライトを予約する際は1:1の交換レート
こちら、普通に生活しながらがっつりポイントを集める方法!inアメリカ【Chase編】にも書いていますが、Chaseが提携するホテルと航空会社を予約の際、変換レートが1:1です。
例えば、提携先のFlying Blue系列(AIR FRANCEやKLM)はMile(マイル)という通貨です。
しかしChase Ultimate RewardsはPoint(ポイント)という通貨です。
よって、PointをMileに変えて航空券を購入する作業が必要です。
その際の交換レートが1:1(1 Mile = 1 Point)ということです。
航空会社の提携先は10社ありますが、その10社がさらに他の提携先を持っているので、ややこしいのですが結局ほぼ全ての航空会社の通貨に変換することが可能です。
ホテルの提携先は3社(インターコンチネンタルホテル系、マリオットボンベイ系、ワールドオブハイアット系)ですが、このグループでほとんどのホテルがカバーされます。あえて言うなら、ヒルトン系列が無いくらいです。
ポイントから購入することによって、通常1泊900ドルほどするPark Hyatt Kyotoが1泊30,000ポイントで購入可能なのを発見したりしました。30,000ポイントは300ドル分なので、ポイントで購入することで600ドル分ほど得していることになります。(現金に変換するのであれば通常$0.01=1ポイントですが、この場合は$0.03=1ポイントになるため、かなりお得です!)
インターコンチネンタルホテル系列
マリオットボンボイ系列
ワールドオブハイアット系列
Lyftを利用するとポイントが5倍(2022年3月まで)
Lyftを利用したらポイントが通常よりも3倍。通常はライドシェアリングは2倍のポイントがつくのですが、Lyftを使った時のみ、3倍を足した5倍のポイントがつくと言うことです!(2022年3月まで)
LyftかUberか、みたいなところありましたが、Lyftも頑張っていますね。
個人的にはライドシェアリングはあまりしませんが・・・
DoorDash(デリバリーサービス)の特典
2021年12月31日までにこのサービスに登録する(アクティベートする)と、月額料金が1年間無料で、12ドル以上の購入でかかるサービス料金の低減とデリバリー料金無料。(アクティベートしてから最低1年間)
もう一度言います、以下の3点が特典です。
- サービス料金の低減(12ドル以上の購入が条件)
- デリバリー料金無料(12ドル以上の購入が条件)
- 月額料金が1年間だけ無料(9.99ドル/月)
ちょっとややこしかったのでなんどもChaseの詳細を読みましたw
12ドル以上の購入でかかるサービス料金の低減って、一体どのくらい低減してくれるのかまでは書かれていませんでした・・・
Chase Sapphire Reserveだと、上記のサービスと同様プラス、2020年に60ドル分、2021年に60ドル分の合計120ドル分がクレジットとして返ってきます。
旅行に関するトラブルにおける保険などのその他サービス
- Chase Sapphire Preferredを持っているだけで、旅行そのものが病気、悪天候などによってキャンセルされたり中断された場合は、一人につき$10,000までの払い戻しと、すでに支払ってしまっているツアー料金、旅客費用、ホテル代など$20,000まで払い戻しされる。
- また、レンタカーを借りる際は、レンタカー屋さんが勧める車両保険に加入するのではなく、レンタカー費用のみをChase Sapphire Preferredで支払うことで、事故や盗難に遭った際はその借りたレンタカーの価値に相当するであろう分を払い戻ししてくれる。アメリカ、アメリカ国外に限らず。
- 6時間以上も経過しても出てこなかった預かり荷物については、必要な洗面用具や衣類など1日$100分までを最大5日間払い戻ししてくれる。
- フライトが12時間以上遅れ、ホテルなどに滞在を余儀なくされた場合、あなたとあなたの家族に食事代や滞在費が航空チケットにつき$500まで払い戻ししてくれる。
- 旅行中のトラブルに巻き込まれたり遭遇した場合は、Benefit Administrator(1-888-320-9961(in the U.S.) 1-804-673-1691(Outside of the U.S. all collect))に電話をすれば法的なことや病院の紹介など、緊急支援をしてくれる。
など、色々と問題が発生した時に払い戻しをしてくれます。
海外手数料なし
海外に行って買い物した際、もしくは海外のウェブサイトから購入した際にかかる「海外手数料」。
アメリカン・エキスプレスが2.7%なのを除き、だいたい3%かかります。
為替の変動で値段はもちろん変わりますが、Chase Sapphire Preferred(Chase Sapphire Reserveもかかりません)は海外手数料無料です。
気をつけること
このカードには特典がいっぱいあるけど、気をつけたいのは以下の2点。
初年度から年会費がかかる
現在2020年は、年会費$95かかります。2018年までは年会費は初年度無料。その代わりに50,000のサインアップボーナスでした。
5/24ルール
24ヶ月以内に5枚までしかクレジットカードは発行できません。これはChase内での決まりごとですが、Chase以外のカードも含めて5枚です。サインアップボーナスが欲しいがためにたくさんのカードを発行しすぎるとChaseから「待った!」がかかります。
このカードを持った個人的な感想
サインアップボーナスだけでハワイ旅行ができた!
このカードをオープンして、サインアップボーナス60,000ポイントゲット。そしてロサンゼルスからハワイ旅行へ行きました。また、友人にも紹介したため、10,000ポイントもゲットしました。(現在は15,000ポイントもらえます)それだけでもものすごい価値です。
3ヶ月で4,000ドルはあっという間に使える
「3ヶ月で4,000ドルも!?」と最初は思うかもしれませんが、月にほとんどの人が1,000ドル強は、何かしらに利用していると思います。現金主義でない限り・・・しかし、もし間に合わない!と思ったら100ドルや250ドルなどのギフトカードをChase Sapphire Preferredを利用して購入すれば達成できるはずです。
実は1年後にダウングレードしました(最低1年間はカードを保持しないといけません)
Chase Sapphire Preferredのカードの特典は好きでしたが、サインアップボーナスもゲットしたし、友人にも紹介したし、同じカードを旦那も持っていたため、私は年会費がないChase Freedomにダウングレード。そうすることで年会費を避けられます。カードをオープンさせてから毎年30日以内にダウングレードをすれば、チャージされたであろう$95は払い戻ししてくれます。クレジットカード番号はそのままで可能です。私は直接Chaseに電話をしてダウングレードしました。Chase Freedomの特典もなかなか良いんです!
もし、そのカードをもう一度持ちたい!となっても可能です
Chase Sapphire Preferred, Chase Sapphire Reserveはカードをダウングレードさせてから48ヶ月以上(4年間)経たないと新たに発行させてくれませんが、発行可能です。その際、サインアップボーナスも条件(3ヶ月以内に4,000ドル利用)を満たせばまたもらえます!
まとめ
- 60,000ポイントのサインアップボーナスはゲットするべき!
- 飲食と旅費はポイントが2倍!(スーパーマーケットは除く!)
- 航空券を買うとき、URポイントは現金より25%増しの価値がある
- 提携先とは1:1の変換レート
- Lyft利用でポイント5倍(2022年3月まで)
- DoorDashのDashPass通常9.99ドルが無料・デリバリー代無料・12ドル以上のサービス料低減
- いろんな保険がカードに付随している!
- 海外手数料は無し
- 最低1年間はカード保持
- 初年度から年会費は$95→1年度にダウングレードすれば良い!
- 48ヶ月後に再発行可能でサインアップボーナスも条件を満たせばもらえる!
Chase Sapphire Reserveは、Chase Sapphire Preferredよりも年会費がかなり高く、なんと550ドル!(以前は450ドルでした)そしていろんな特典がさらについていますが、果たしてその価値があるのだろうかという懸念点があります。$95の年会費ですでにたくさんの特典がついているChase Sapphire Preferredを先に持って、そのベネフィットを体感してから、それで満足できそうなら、Reserveはもしかすると必要ないかもしれません。
それなら、Chase Ink Business PreferredやAmerican Express Platinumを持った方が断然良いかもしれません!
Chaseのクレジットカードファンな我が家では、このChase Ink Business Preferredのおそるべし魅力に惹かれて夫婦共々、一枚ずつ保持しています! 実はChase Sapphire Preferredよりも利点が[…]