ロサンゼルスに住むメリットとデメリット7つ!

私はロサンゼルスに来て、約10年ですがもっともっと長くアメリカにいる日本人の方々もたくさんいます。

その方々から聞いた話をはじめ、実際の現地人に聞いた話を元に私が感じたロサンゼルスやアメリカの良いところと、そうでないところを書き出してみました。

留学、または移住などを考えている方のヒントになれば幸いです。

アメリカに住むメリットとデメリット7つ!

  1. 医療コストが高い
  2. いろんな国の人に出会える
  3. 日本食が高い
  4. 自分は自分で良いと思えるようになる
  5. 家賃や食費などの物価が高い
  6. 天気が良い
  7. ビザが大変

医療コストが高い

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先日、夫婦で血液検査などのチェックアップに行ったところ、二人で「700ドルです!」と言われ、

「おいおい!高すぎやわそれは!」と言って何もやらずに帰ってきました。

アメリカの医療システムはアメリカ人でさえも困難に感じているようです。

救急車を呼ぶだけでも約20万くらいするため、呼ばずに自力で耐える人もおり、

毎年医療費に悩まされて自己破産する人や自殺をはかる人もいるほどです。

保険料も高く、保険に加入していても、国民の負担がまだまだ高い医療システム。

国外で治療を受けた方が安い!と感じてアメリカ国外に行って治療する人も少なく無いようです。

長期滞在の留学生であれば、必ず日本の「海外保険」に加入をしてから渡米してください。

さもなければ何かがあった時に莫大な保険料に頭を悩ませることになります。

ダンス留学会社に勤めている時、多くの留学生が加入していた海外保険は、AIG損保でした。保険料は少し他社に比べて高いようですが、24時間いつ電話してもつきっきりで対応してくれました。

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いろんな国の人に出会える

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さすが移民の国、アメリカ。本当にいろんな国の人が集まっているので、外に出ると1日に1回は必ず英語では無い言語を耳にします。特にロサンゼルスは多いです!

その分、いろんな国の本格料理が食べられるのもいいところ!

私の住んでいる地域には、ロシア人、イラン人、アルメニア人、メキシコ人、タイ人、中国人、韓国人、フィリピン人などなど、本当に様々。ユダヤ系の寺院もあるのでユダヤ人も多い地域です。

移民でロサンゼルスにきた人たちが街を作り、タイタウン、コリアタウン、チャイナタウン、フィリピーノタウン、リトルアルメニア、リトルインディア、リトルサイゴン、リトルトーキョーなどの地域ができるくらいです。

そのおかげでたくさんの国の文化に触れ、それらの国々に興味を持つことができ、見聞が広がったように思います。

日本でずっと過ごしてきたことで、日本を中心に物事を捉えたり考えたりしていましたが、「ああ、そういう考え方もあるのね」と理解できたり、「やっぱり日本ってズゴイ国だな。」と改めて認識することができたりしました。

日本食が高い

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日本だと回転寿司や定食はサクッと食べれてしかも安くてうまい。

でも日本の定食屋さんの値段で食べられるロサンゼルスの日本食は、正直レベルが低すぎてお話にならない。

日本で500円ほどで満足できるランチが食べられて、1200円も出せば、満足の域を超えたランチが食べられたりする。

回転寿司で1000円出せば、10皿も好きなお寿司が食べられる。しかもそこそこのクオリティーで。

ロサンゼルスはそうじゃ無い。

日本のクオリティーを求めるなら、お金を出せば食べられる。

お寿司は100ドル(約1万7000円くらい)出せば、そこそこ満足ができるお寿司が食べられ、

定食は25〜30ドル(約2600〜3300円くらい)出せば、そこそこ満足ができる定食が食べられる。

Panda
店内で食べたらチップも払わないといけないしね・・・だったら日本の帰国した際は日本食の「貯め食い」だね!

自分は自分で良いと思えるようになる

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アメリカ人の他人の目を気にしないあたりは、よくも悪くも日本人にとっていい刺激になると思います。

いろんな国の人が集まっている国だけに、アメリカ人と言っても、いろんな国の人がいるのですが。

常に人への気遣いを考えている日本人は、素晴らしくも、たまにストレス。

日本人は礼儀正しくて、とても親切、時間にきっちりしていると海外から思われがちですが、たまには「息抜かせてくれよ」の本音も出ませんか?

日本人同士だと「気が付けない」=「常識の無い人間」「空気が読めない」=「ありえない人間性」とレッテルを貼られてしまったり・・・

人に対する「おもてなし精神」が日本を創ってきたと思うし、そういう日本人が持つ素敵な国民性は私も大好き。

しかし、そういった他人に対する思いやりや気遣いが、「他人からどう思われているか」を気にする国民性も持ち合わせていると思いました。

他人のことも気にしてしまうけど、それ以上にもっと自分を優先して、のびのびと物事を捉えたり考えたりすることができたら、ストレスも軽減されます。

自分を一番に考えてあげて、自分を信じて、なにをしようが他の目を気にしない。

もちろん、なにをするかは善悪をつけた上で。

アメリカに来て、より自分を褒めてあげる機会が増えた気がします。

家賃や食費などの物価が高い

stevepb / Pixabay

もうここまで来たらお分かりかもしれないのですが、とにかくロサンゼルスは「高い」です。

なにもかも、高い!!ぬおー!!

ロサンゼルスに住んでいた人も、家賃や物価が高騰しすぎて他の州へ引っ越す人がたくさん出てきました。

私が10年前に来た当初の家賃は今よりも600〜700ドルくらい安いかも。

*1ベッドルーム1バスルームのアパートで、最低でも2000ドル(約21万4000円くらい)。

それでもまぁまぁなところです。日本みたいに清潔で雰囲気の良い1ベッドルーム1バスルームに住もうと思ったら、2500ドル(約26万7500円くらい)は必要になってきました。

おそらく日本だと東京都内の家賃以上です。中央区や新宿区よりも高いです。

*1ベッドルーム1バスルーム:だいたい日本でいう1LDKのような感じです。リビングがあって、ダイニングエリア、キッチンがあり、1部屋寝室とバスルームが区切られています。
しかしアメリカで不動産売買が一般的に盛んに行われているのも、この家賃などの物価の上昇によるものなのでそれによって稼いでいる人もいますが・・・
また、外食をすると一気に支出が増えます!
コーヒーとクロワッサンですぐに10ドル。日本のモーニングが恋しくなります。
サラダランチで13〜14ドル。日本の定食屋が恋しくなります。
素敵なイタリアンディナーで60ドル。日本のカプリチョーザが恋しくなります。

天気が良い

jwichert / Pixabay

現地の人たちが口を揃えて言う、ロサンゼルスのいいところ第一位でしょうね。

ロサンゼルスは天気が良い

カラッとしてて、晴れの日が多いロサンゼルス。年間365日のうち、300日は晴れると言われています。

たまに家に出る虫もそんなに大きくないし、蚊も少ない。

天気が良すぎて、ボーーっとしてしまうこともありますが、それもロサンゼルスのいいところw

留学生が口を揃えて言うんです、「なんかすごい眠たくなるんですよねー」って。

私はそのボーーっとしてしまうことを「LA病」と勝手に呼んでますw

あまりだらけるのもよくありませんが、明らかに住みやすいのは間違いないです!

日本の蒸し暑さや底冷えの寒さも恋しくなりますけどね。

ビザが大変

Charly_7777 / Pixabay

もうこれは全員がぶち当たる壁。

グリーンカード(永住権)を取れたとしても、結構申請プロセスや更新は面倒臭い。

短期で来ることは結構スムーズにできるのですが、そこから長期滞在をしたいと思った時は覚悟ですw

しかし、なんだかんだでみんなが乗り越えている壁。情報もあちらこちらにあるので諦めないで欲しいです!

ちなみに、私は学生ビザで5年間過ごし、その後日本には一時帰国もせず*I-20を1年間キープして、3年間アーティストビザで過ごしました。それから結婚してグリーンカード申請に至りました。

そしてそれらにまた、お金がかかると言う・・・申請料が高い上に、弁護士代もバカ高い。

*I-20(アイトウェンティ)とは、学校に通っていることが証明できる大事な書類です。学校側が発行します。学生ビザ(F-1ビザ)とI-20があって初めてアメリカと日本を行き来できます。しかしI-20が有効であれば、学生ビザの最大年数5年を過ぎていても合法的に滞在することが可能です。(昨今、I-20だけが有効でも滞在できないと言う噂もありますが。)しかし、学生ビザが切れた後に一旦アメリカを出るとその学生ビザを更新しない限り、アメリカに入国できません。
アーティストビザについては、下記の記事に詳しく書いているのでチェックしてみてください!
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まとめ

ロサンゼルス・アメリカの悪いところは「経済的に」影響を与えるものであり、

ロサンゼルス・アメリカのいいところは「精神的に」影響を与えるものであると思いました。

両国にいいところがあるので、いつも私が出す答えは、「アメリカと日本を行き来したい!」です。

私の友人に聞いても、結局「行き来がしたい」と言う願望を持っている人が大半です。

どんどんインフレが続いているので、ロサンゼルスが「経済的に」住みづらくなっているのは事実ですが、2028年ロサンゼルスオリンピックに向けてもどんどん開拓が進み、魅力的な街であり続けているのも事実です。

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