アメリカ人と国際結婚をして良くも悪くもわかったこと12個

私の場合、結婚歴はまだまだ短いのですが、ここまでの現状で感じたことや先輩から聞いた話などを元に書くことにしました!

今の旦那はんに出会ったのは今から4年ほど前。

共通の友達を通じて知り合い、何度かディナーに連れて行ってもらったものの、最初は「なんだか違うかも・・・」とずっと思っていました。

しかし、3ヶ月くらいデートを重ねるうちに、どんどん人間性や価値観がわかってきて、

友達やご両親にも会うようにもなって、「この人だ!」と思うようになりました。

それ以来、日本という素敵な国を離れ、アメリカ人の妻になる覚悟をし、結婚に至りました。

「なるほどな」と思った点を独断と偏見で12個あげたいと思いますw

日本のことをよく知っておく必要がある

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結婚していても、結婚していなくても海外旅行や留学あるあるだと思うのですが、

日本のことを聞かれる」ことがよーーーくあります。

海外に出てみて、日本をしっかり第三者の目で見るチャンスでもあり、

日本が諸外国からどう思われてるのか日本人以外の意見が聞けたりします。

そして必ず、日本のことをがっつり聞かれます。

  • 日本の人口は?日本の気候は?
  • 日本は何個の島があるの?
  • 日本はいくつ都道府県があるの?
  • 日本で人気のスポーツはやっぱり野球なの?
  • 日本の消費税はいくら?
  • 日本の歴史上に女帝はいたの?
  • 日本はフィリピンなどの東南アジアについてどう思ってるの?
  • 日本の医療制度はどうなってるの?
  • 日本の政治についてどう思ってるの?
  • 日本の政治はいくつ党があるの?
  • 選挙とかはどうやって行われるの?
  • 日本人はどんな宗教を信じてる?

などなど以上、私が過去に全部聞かれたことがある質問です。

特に旦那はんの家族から政治の話をされた時には、もう恥ずかしいっちゃありゃしない・・・

誰にでも得意分野や苦手分野ありますが、私にとって政治はかなりの苦手分野。

もう知らないなんて言ってられないし、もう一度勉強し直しています。

特に困るのが、「あなたの考えを聞かせて」と言われた時!!

「あーーーー・・・えーっと・・・私の考え、ですか・・・」

全く答えられない分野っ!

私は正直にあんまり知らない旨を伝えながら、記憶に残っている知識を絞り出して、

最終手段「That’s a good question!」(いい質問ですね!)と答えることもある。恥ずかしっ!!

これ、旦那はんのご両親との会話でも出てくるし、親戚の皆さんに会った時に日本に対して興味津々の方々から

質問攻めを食らうこともある!

「日本のこと、何にも知らねーなー!」って思われるのが悔しくて、勉強し直してますw

アメリカ人と結婚したからには、アメリカのことはもちろん、日本に興味を持ってくれる人に対して、

日本のことがきちんと言えるようにしておいた方が良いですね。

自分の意見はしっかり言葉にして伝えることが大事

日本人特有(?)だと思う感覚、それは「察する」こと。

言葉にしなくても、理解しあえる不思議な関係を構築できちゃう日本人。

それが全く通じないアメリカ人。

だから今の旦那はんには、思ったことなんでも言うことにしています。

なにかが原因で私の機嫌がナナメになった時も、「私がなぜご機嫌ナナメなのか」を細かく説明します。

時間が経ってから言うのではなく、すぐ言うようにしています。

文化の違いなのか、育ってきた環境が違うのか、モノを「投げる」ようにモノを置くので、

「ちょっと待った、モノを投げるんではない!それはモノに対して失礼に当たる!」と指摘。

ドアを強くバン!と閉められた時も、「ドアは生きている!」(少し大げさですが・・・)と指摘。

私が「それはあかんやろ!」とちょっとでも思った瞬間に、「ちょっと待った!」をかけます。

もちろん私の「ちょっと待った!」に「ちょっと待った!」を言われることもあります。

それは文化の違い、育った環境の違いだと。

その時は、お互いに「そうなんだね」と分かり合えることが大概なので、その地道な価値観のすり合わせが大事だと思いました。

将来のお金について話し合うことは大切

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特にアメリカでは、離婚原因の50%以上が「金銭トラブル」と言われています。

家庭によって金銭管理は様々だと思うのですが、特にロサンゼルスでは女性でもバリバリ働いている人が多いため、

夫の銀行口座、妻の銀行口座をガッツリ分けている人も多いと思います。

しかしそれでも、「将来的に2人でこれくらいはお金を貯めて、老後はこんな風に生活したいね。」

など、同じビジョンを持つことは大事。

夫婦になったからには、お互い一緒に歩んでいくのだから、2人で1つの口座を別で持つことも大事。

家賃は誰が払って、光熱費は誰が払うのか、またはそれぞれどのくらい払うのか、

しっかりと夫婦で話し合うこと。これは国際結婚に限らず、普通の結婚でも大事だと思うのですが、

特にアメリカだと夫婦が両方働いていることが多いので同じビジョンを持ちながらも、

お金に対する価値観の擦り合わせはおそらく一番重要なことだと思われます。

常にお金の心配をするのも大変ですが、我が家では毎週日曜日に予算会議が行われるので、

我が家のお金に対する価値観はわりと揃っている方だと思います。

それを他の記事にも書いていますのでまた読んでみてください。

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パーティーは一緒に招待される

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結婚すると、もうたちまち夫婦はニコイチです。

日本では結婚式などでも友人の結婚式にパートナーをあまり連れていったりしませんが、

アメリカでは夫婦でパーティーに招待されることがほとんどです。

また、普通のパーティーや友人のハウスパーティー、旦那の仕事関係のパーティーなどにも

ニコイチで招待されます。

片方が来ていないと、「あれ?奥さんは?」「あれ?旦那さんは?」なんてよく聞かれます。

そんな時に、社交的じゃないとなんだかいけない気がしてたまにしんどいのですが、

そうやってパートナーをどこでも連れて行く文化は日本に無いのでなんだか素敵。

やっぱり家族と家族の結婚

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これも日本とアメリカの変わらないところだなと思ったのですが、結婚はただ2人だけのものではなく、

家族同士の結婚だ!と言う考え方はアメリカにもあるようです。

特に、移民の国アメリカは多くの民族が混ざっています。

その中でもヒスパニック系、アジア系の家族は特に大きいです。

大きな家族を持つ旦那さんを持った時は、義理の両親、祖父母、兄弟姉妹、そのまた甥と姪などと年間を通して家族行事がたくさんあります。

はたまた、宗教が絡んでくることもあります。カップルで違う宗教を信じていたりした時は、

旦那さん側との宗教観を結婚する前から合わせるのも大事です。

結婚する前からわかっていることだと思うので宗教観が合うかどうかは結婚の決め手にもなるかもしれませんね。

私の旦那の友人は、好きだった女性が違う宗教だったため、あえなく結婚を断念しました。

とにかく、旦那はんのことを大好きになったとしても、その家族も含めて好きになれるかどうかって、

どの国も同じかもしれませんね。

愛情表現が豊か

私の経験上、日本人の男性でも愛情表現をしてくれる人が過去にいたのは事実です。

しかし、「めちゃめちゃ愛情表現が豊かだな」と思う頻度が多い!

例えば、「愛してる」「可愛い」「いつもありがとう」「君と一緒に晩御飯が食べられるのが本当に幸せ」

「君が居てくれて本当によかった」「君との将来が楽しみだ」と何度も言ってくれたり、

チューやハグをたくさんしてくれたり、たまにデートに連れて行ってくれたり、サプライズをしてくれたり、

花束をくれたり・・・そんなことをしてくれたら、「惚れてまうやろー!」の域です。

言われすぎるとキモイ、重く感じるんちゃうんと思う方もいるかもしれませんが、

それが、そんなこと無いんですよ!逆に、「ずっと綺麗で居よう!」と思い、自信もついて

明るく生きることができます。

笑いのツボが違う

Photo by Jon Butterworth on Unsplash

これは多分、国際結婚をする人あるある。絶対あるある。

母国語も文化的にユーモアも違いますからね。

しかし、同じコメディを見ててお互いの笑うポイントが違った時も、すかさず

うーん、今の何が面白かったのか全然わからへん」って言いますw

日本の繊細なお笑いも、説明しづらい!

もうとりあえず「ボケ」と「ツッコミ」があるねん。っていう基本だけ説明して終わるっていう・・・w

私がいつも困るのが、アメリカの「Pun」です。いわゆるダジャレです。

ダジャレと言えば、「アルミ缶の上にあるミカン」「布団が吹っ飛んだ」などですが、それの英語版だと思ってください。

うわーー、オモロナイ!!全然オモロナイ!ってなります。私の場合。

その横で大爆笑してる旦那はん。

おいおい、笑いのレベルが浅すぎないか?それとも私の英語力が足りなさすぎるのか・・・

もちろん、そもそもお笑いネタの歴史的背景や政治的背景を知らないことが原因でもありますが。

また、宗教や人種的な問題に対するギリギリのラインを攻めるコメディは、こっちがソワソワします。

過去に人種差別的な発言で一瞬干されてしまったコメディアンなどもいるようですが・・・

それでも、アメリカで私の好きなコメディアンはいます!

彼はヒスパニック系アメリカ人ですが、Fluffyこと、Gabriel Iglesias(ガブリエル・イグレシアス)です。

英語が聞き取りやすくて、彼自体がとてもコミカルで内容もわかりやすい。

他にも、アジア系アメリカ人であるAli Wong(アリ・ウォン)も面白いです。

少々お下品ですが、アメリカではお下品ネタは最高にウケるらしい・・・

ネットフリックスでそれぞれのスタンドアップコメディを見ることができます!

そうやって夫婦で一緒に見られるコメディを増やして行くといいかもしれません。

男女平等感がある

Photo by mana5280 on Unsplash

仕事は夫がやるもの、家事は妻がやるもの。

なんだか、日本はそういうところ、まだまだありますよね。

私が育った家庭も、亭主関白というか、父の絶対王政だったというかw

そんな感覚でいたので、今の旦那はんが「皿洗い大好きー」なんて言い出した時には、びっくり仰天でしたw

掃除もやる洗濯も手伝う料理も手伝ってくれるからとても助かっています。

アメリカの文化として、女性を敬う文化が強く根付いているからなのかな?

だから、仕事は夫、家事は妻というルールはほぼ無いように思います。

できる人ができることをできるときにやる。

日本も共働きが増えている中、そういったルールは無くなってきてるような気はしますが、

まだまだ女性が家事をたくさんやる家庭はアメリカよりも多いのでは無いでしょうか。

マザコン気質はしょうがない

とにかく母親に対する愛が半端ない。

これはアメリカ人の男性あるあるというか、他のいろんな国にもあり得る話ですよね。

マザコンは日本人でもいらっしゃいますし・・・w

でも、愛情表現が日本人よりも豊かであることから、母に対してもキス、ハグ、愛してるよのセリフが

日本人にとっては「やりすぎじゃねーの!?」って思ってしまうだけのような気がします。

パンダ
スキンシップがただ濃厚なだけですね
ただ、姑と嫁の意見が食い違った時に、旦那はちゃんと間に入って両者の気持ちを理解できるかですね!

家族が尊敬し合っている

Photo by Blake Barlow on Unsplash

家族にもよりけりかもしれませんが、家族が家族をけなす文化、アメリカにはあまり無いですね。

「うちの姉は天然なんです〜」とか「うちのお父さんは昔から怒りっぽくて」とか

人に家族を紹介する時に、家族をけなす習慣が一切ない!むしろ尊敬し合っている!

私は特に関西で育ったせいか、家族をネタにして笑いを取ったりする「けなしてナンボ」的な

変な習慣があったように思います。兄や姉のおもしろエピソードを人に話したり・・・w

それに対してアメリカでは家族が愛し合っている感がすごいので、とても素敵なところだなと思いました。

それを知ってから、私も家族には素直に「ありがとう」を言えるようになった気がします。

両親、兄弟姉妹は、やっぱり大切な存在ですね。

わりと姑さんがラフ!

Photo by Mert Guller on Unsplash

日本で嫁にいくなんてなったら、無礼が無いように振る舞わないと・・・と、気が張りませんか?

私の姑さんは旦那はん曰く、「タイガーマム」(Tiger Mom:めっちゃ怖いお母さんと言う意味合いです)だそうですが、

一体どこかタイガーマムなんだろうかと思うくらい、物腰が柔らかく、ガミガミ言うような人でもないし、

小さなことをグチグチ言うような人でもありません。教育熱心なお母さんだったようですが。

アメリカのお母さんは、子ども心を忘れない、元気なお母さんが多いような気がします。

世間体を気にせず、子どもと一緒に成長したい!でも叱るときは叱る!

でも一緒に遊ぶときは思いっきり遊ぶ!なんだか、パワフル。

日本のお母さんもめっちゃタフで肝っ玉母ちゃんでパワフルなのですが、

子どもと大人の線引きががっつり付いている感がある気がします。

もう年だから、年相応のことしないと」という世間体を気にする概念が強いからかも。

また、家族でパーティーをしたときは率先して嫁が皿洗いや片付け担当!!みたいなところも

日本だとあると思うのですが、アメリカだと「ゲストはゆっくりしてください」という扱いを受けます。

お皿洗ってたら、「ミカコ〜!アラワナクテイイヨ〜〜!」なんて言われたりします。

日本のいい部分でもある「礼儀」や「しきたり」があまり無いアメリカのお母さんは、

日本のお母さんに比べて、ラフなような気がします。

結婚式の準備がめっちゃ大変

Pexels / Pixabay

日本で結婚式と言うと、式場とプランナーさんを決めてしまえば、あとは色々と自分が決めることは

少なくていい。しかしアメリカの結婚式は、ほぼ全部自分で決める!!

式場はもちろん、コンセプト、テーマカラー、ドレス、ケーキ、お花、カメラマン、料理、ドリンク、DJ・MC、

ヘアメイクさん、テーブルクロスのカラーや質、椅子のカバーなどなど・・・

もちろん、プランナーさんに任せることも可能ですが、自分でベンダー先を決めるのが主流です。

いろんなベンダーさんを調べて、それぞれの見積もりを出してもらって、自分で契約して、

やりたいことを伝えて当日のプランナーさんを雇って結婚式を成功させます。

また、それまでにウェディングシャワー、ブライズメイドとの小旅行、リハーサルディナーなどなど、

結婚式までにも色々ある。お金が飛んで行ってすごいですw

だから、結婚式までにめちゃめちゃストレスを抱える新郎新婦が結構いるそうですw

まとめ

国際結婚と言えど、他人同士が契りを交わす「結婚」であることにはなんら変わりはないですね。

どこの国の人と結婚しようが、コミュニケーションがとても重要だと思うし、

相手を思いやる気持ちが大事だと思います。

ただ、アメリカに来てから学んだのは、

「察してもらう」よりも「言葉にして伝える」ことを意識するようになったのは確かです。

また、対等な立場で見てもらえること、そして女性として敬ってくれるところが多いので心地が良いのも確かです!

お互いの「違い」を理解して、お互いを「尊重」し合う。

これは、どこの国の人と結婚しようが同じですね。

日本人の心も忘れず、アメリカの心も吸収しつつ、大きな視野が持てると良いですね。

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