アメリカに習い、シンプルな投資でお金を増やす

アメリカにいるなら将来に向けて投資しよう!という記事を初心者の方のために書きました。

投資がややこしい理由は、投資がややこしいのではなくて、ややこしい投資が多いことだと思います。

投資について、知りたいけど、こんな手順を追っていませんか?

色々知ろうと思って、色々と調べて、いろんな投資があることがわかる→いろんな投資の仕方をしている人がいることを知る→なんか怖いので失敗している人もついでに調べる→意味がわからないからやらない

実際に私はこの悪のスパイラルに陥っていましたw

私だけですかね?w

でも、投資はギャンブルなどの勝ち負けではなく、ちゃんとしたお金を増やす方法の一つなんです。

これがはっきりと言えるのはインデックス投資をしているからかも!

さて、今回の記事はこんな方におすすめ!

 投資について色々と調べて、結局何に投資すればいいのかわからない方

 投資はややこしいと思っている方

 アメリカ在住者の方

免責:以下に書かれている情報は記事作成時においての法律やルールにのっとっており、また閲覧を目的とした一般的なものです。それぞれの家庭や個人にそのまま適用するのは好ましくない場合もあります。個別ケースへの適用については、専門家にご相談ください。

アメリカに習い、シンプルな投資でお金を増やす

シンプルな投資でお金を増やすには、「忍耐とインデックス投資」が必要だと思います。

其の一、忍耐と言ったのは、投資は長期戦であるため。

其の二、シンプルな投資と言ったのは、まさにインデックス投資に集中するため。

インデックス投資の反対であるアクティブ投資や個別株を売買するのでは無く、インデックス投資をしてあとは時間がただ経つのを待つだけでお金は増えていきます。

>>インデックス投資が初心者に向いている理由

これについて詳しく書かれている本は、FIRE界で知らない人はいないJL Collinsさんが書いたthe simple path to wealthです。「父が娘に伝える自由に生きるための30の教え」として日本語でも発行されていました!

JL Collinsさんは、娘さんのファイナンシャル教育のために手紙にして投資の仕方などを書いて教えていたものをとある友人に見せたところ、「これは面白いからブログや本に見せた方が良い!」と言われ、その本やブログで一気に有名になった方です。

シンプルな投資、インデックス投資とは?

the simple path to wealthの中でも、勧められているシンプルな投資とはズバリ、インデックス投資

インデックス投資とは?

courtesy for CNBC on youtube

インデックス投資とは、1975年にVanguardの創設者でありインデックス投資の生みの親であるジャック・ボーグルさんが開発した投資方法です。インデックス投資が出るまでは、個別で株をピックして投資、もしくはアクティブ投資しかなく、ウォール・ストリートの業界人たちがこぞって伝説の投資家であるウォーレン・バフェットみたいになりたいと一生懸命でした。そのインデックス投資は今でも、アクティブ投資よりも20%ほどパフォーマンスがよく、1%ほどの誤差(ほぼゼロ)で株価数値と同じような値動きをするため、リスクが少ないとされます。しかしリスクが少ないだけに、リターンも少ないかもしれませんが、長期的に見るとアクティブ投資よりも安定して良いリターンがあると評価されている投資方法です。

しかーーーし!

インデックス投資の中でも実はめちゃめちゃ種類があります!

その本の中で、「インデックス投資の中でも選ぶべきものはBroad-based Stock index fundもしくはBroad-based Bond index fund」だと書かれています。

多種多様なインデックス投資を選ぶことが大切

Broad-based Stock index fundもしくはBroad-based Bond index fundとは?

英語が並んでますが意味は簡単!

  • 多種多様な投資
  • 多種多様な債券投資

ここで知っておいて欲しい株と債券の関係性は、株は不景気になったら値下がるけど、債券は不景気になったら値上がるもの!そして株は変動が大きいためリスクが高く、債券は変動が小さいためリスクが低い。

だから、株と債券の両方をバランスよく持つと良いとされています。

だいたい110という数字から自分の年齢を引いた数字が株の割合にすると良いという話もあります。

私の場合は110ー35才=75なので、株75%:債券35%となります。

しかし、若いうちは株だけ100%の割合で持っていても問題がないとJL Collinsさんは本の中で言っています。

なぜなら、生きる時間が長いから。

生きる時間が長ければ不景気になっても回復する時間がたっぷりあるから。

また、「多種多様な」という言葉の部分ですが、言葉通りアメリカ国内の「大きな会社・中くらいの会社・小さな会社などにバランスよく投資された多種多様のインデックス投資」という事です。

それらの、多種多様な投資が一つになった投資商品、多種多様な債券投資が一つになった投資商品が世の中にはたくさんあります。

その中でもよく名前があがる投資商品が、VTSAX・SWTSX・IWV・SWPPX・WFIVX・FSKAX・VBTLXなどです。

きゃーー!アルファベットの羅列がすごい!

今回はその中でも、人気で有名のVTSAXをご紹介。

VTSAXとは?

VTSAXとは、Vanguard Total Stock Market Index Fund Admiral Sharesという株の投資商品です。

Vanguardとは、投資家ジャック・ボーグルが創った、投資家のための、投資会社(証券会社)でございます。

VTSAXとは、そのVanguard社が持つ投資商品の一つでございます。

先ほども書きましたが、ジャック・ボーグルはインデックス投資の生みの親なので、その生みの親の会社のインデックス投資はやはり絶大な人気を誇ります。

CRSP US Total Marketという株価指標と同じような値動きをし、アメリカのトップ10の会社(Google, Apple, Facebook, Amazonなど)はもちろん、大中小含めて約3600社ほどの会社に分散投資されます。

インデックス投資を選ぶ時の2つのポイント

Point1:アメリカのトップ企業を含む多種多様なTotal StockTotal Marketの株価指標と同じ値動きをしている(ベンチマークしている)インデックス投資を選ぶ。(多種多様な株投資・多種多様な債券投資です)

CRSP US Total Market、S&P500、Dow Jones U.S. Total Stock Market Indexなどがベンチマークすべき株価指標です。

ここで、アメリカの経済圏のみかよ!?となると思うのですが、我が家はアメリカの経済が与える影響が過去もこれからも大きいと信じているため、アメリカの企業に投資しているのですが、「アメリカではなく、これからはアジア圏やアフリカ圏の経済が必ず大きくなる!」と予想している場合(実際ありえますよね)は、それらの経済圏に投資できるものもありますが、アメリカからの投資だと残念ながら手数料が高いです。

Point2Expense Ratioが極力低いものを選ぶ。

投資商品を選ぶ際に、基準にすると良いのがExpense Ratioです。なぜなら、長期で投資をした際にその手数料がのちに大きな差を生むからです。VTSAXは0.04%です。

比較するため簡単な表を作成しました。

VTSAX

(Vanguard Total Stock Market Index Fund)

SWTSX

(Schwab Total Stock Market Index Fund)

SWPPX

(Schwab S&P500 Index Fund)

FSKAX

(Fidelity Total Market Index Fund)

IWV

(iShares Russell 3000 ETF)

ベンチマークしている株価指標 CRSP US Total Market Dow Jones U.S. Total Stock Market Index S&P500 Dow Jones U.S. Total Stock Market Index Russell 3000 Index
Expense Ratio 0.04% 0.03% 0.02% 0.015% 0.2%

最近ではExpense Ratioがかなり低い商品もどんどん出てきていますが、0.1%を下回るExpense Ratioであれば、低い方です。

Panda
Vanguard、Schwab、Fidelityなどはブローカー(証券会社)のことです!そう、証券会社が会社独自のインデックス投資商品を持ってるんですね!

まとめ

シンプルな投資 = 長期戦でインデックス投資

アクティブ投資や個別株を売買するのではなく、シンプルにインデックス投資のみをして、時間が経つのを待つことでお金は増やす事ができると信じています。

お金に、時間と共に「お金」を稼いでもらうのです。

インデックス投資の中にもたくさんありますが、人によって経済状況や住んでいる状況、家族の状況が様々なため、おすすめの投資を勧める事ができても、果たしてあなたにぴったり合ったものかどうかは定かではありません。

どんな組み合わせにするかなどは、インデックス投資をどれにするのか、株投資や債券投資をどれくらいにするのか、リスクをどのくらい取れるかで全く違ってきますので、ご自身でも調べられることや専門家にご相談される事をおすすめいたします。

もう色々と投資商品がありすぎてよくわからない!なら、まずはVTSAX(Vanguard Total Stock Market index fund)とVBTLX(Vanguard Total Bond Market index fund)を視野に入れてみてください!

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