コロナのせいでお金が減っている!?今やるべきことは?in アメリカ
この株価暴落の中で、以下に着目するとで皆さんの不安要素を取り除くことができたら幸いです。
- 歴史を知る
- 感情のコントロール
- 売るタイミングを考えない
- エマージェンシーファンドのススメ
- 余裕があるなら買ってもいいかもしれない
歴史を知る
どんな未来予測よりも、歴史から読み取る予測の方が正確性が高いです。
アメリカの過去の歴史の中でも、我々人間は数々の伝染病を乗り越えてきました。
下記の図を参考にします。
SARSの時も、Swine Fluの時もマーケットは回復してきました。
また、小さくて見づらいですが下記のDow Jonesの図も見てください。さらなる歴史です。
1929年 世界恐慌
1937年 さらなる恐慌
1973年 オイルショック
2008年 リーマンショック
リカバリーに時間はかかるものの、長い期間を経て回復を必ずしてきました。
感情のコントロール
でも、リカバリーに時間がどのくらいかかるかわからない。
「だから今回ばかりは違う」
と誰もが思うようです。
私も未来予測はできません。誰にもできません。
なので身勝手なことは言えませんが、過去の歴史を見て、これからも回復するであろうと思うほかありません。
そして過去100年以上の中で築き上げてきた歴史が簡単に崩れることは、信じがたいものがあります。
感情がコントロールできなくなって、持っていた株を一気に売る行為の方がよっぽど恐ろしいです。
FIREコミュニティではよく耳にするのですが、「株を売ることは、事実上の損失だけど、株を持ち続けることは紙面上の損失でしかない。」と。
インデックス投資は時間がかかる投資です。
水の代わりに時間を与えてあげないと育ちません。
株を売ることは、育てている根元を根こそぎ取ってしまうことになります。
売るタイミングを考えない
売るタイミングや買うタイミングを見測ることは難しいことです。
プロの投資家でも難しいことです。
なぜならどこまで下がるのか全くわからないし、どこまで上がるかわからないからです。
なので、そもそも「売る」「買う」という行為を忘れる!
特に、投資をすでにしている場合は、「売る」行為を忘れる!
債券を売って株を買い、株と債券のバランスを整えることはあったとしても、株を売ることはどんな記事を見ても、お勧めされていません。
売ることによって、いずれ買うタイミングも考えないといけなくなっちゃう。
だから、売ることも買うことも、そもそもややこしいことは考えない!
エマージェンシーファンドのススメ
エマージェンシーファンドとは、緊急用の口座のことです。
詳しく別にこちらの記事でも書いています!
投資口座でもなく、リタイアメント口座でも無い、現金を貯蓄しておく銀行預金口座です。
我が家の場合、普通の銀行口座とエマージェンシーファンドの口座を分けていますが、
ほとんどの現金はエマージェンシーファンドに入れています。
このような不景気の際に強い味方になるのは株価の影響を受けにくい現金です。
通常、現金の預金口座には、3〜6ヵ月分の支出分を入れておくと良いと言いますが、このコロナウイルスの危機を機に、もう少し増やそうと思っています。
FIREコミュニティの中にはの2.5年分の支出分を現金で貯蓄している人もいました。
わが家が利用している口座はFirst Foundation Bankというオンライン銀行です。
APY**は現在1.45%です!大手銀行の平均の0.09%と比べるとかなり高めです。
また、他のほとんどのオンライン銀行が、「月に6回までの取引」や「250,000ドルまでの保証(FDIC保証)」というルールもあります。
そして月々の手数料がかかったり、預金の最低金額があったりします。
それらはよーーーく見ていないと書かれていなかったりするので要チェックです。
余裕があるなら買ってもいいかもしれない
株価が下がっている今、確かに、いつも投資しているものが安くなっている!
買う見切りがつくのなら、買ってもいいかも!?
インデックス投資をするなら、「投資は早めにしておいた方が良い!」
それだけは言い切れます。誰もが口を揃えて言うことなので。
しかし売るタイミングが全くわからないように、買うタイミングも全くわからないもの。
なので、いつ買うのかはお任せします。
でも不景気な今が安いのは確か。
いつもは100ドルで買っているものが50ドルになっていたりしますからね。
そこで、バンガード社が出した面白いデータがあるのですが、月々定額で決まった金額分を投資をする積立投資より、一括で大きな額を投資をした方が、1年間で2.3%増しだそうです!
>> 参考記事:Investing a lump sum all at once is what research says—but that isn’t always the best plan
1200ドル分を一括で投資するか、100ドルを12ヶ月に分けて投資をするかだと1200ドル分を一括で投資をした方が2.3%も数字が伸びると言うことです。
英語だと一括投資を「Investing a lump sum」と言い、月々定額投資する積立投資を「dollar-cost averaging」を言います。日本語だと「ドルコスト平均法」とそのまま直訳されています。
投資は早めにすると、コンパウンドする時間(複利できる時間;育つ時間)が増えるので当然の話かもしれません。
まとめ
- 歴史を知って焦らず、平常心を保つ。
- 売ることを考えずに、放置をする
- エマージェンシーファンドをしっかり用意しておこう
- 今が買い時ではある
我が家は100%株式投資なので25%ほど思いっきり下落していますが、それに恐れず平常心を保つようにしています!
もしそのリスクに耐えられない!のであれば、100%の株式投資ではなく、株と債券をバランスよく持つことをお勧めします。
株と債券のバランスを見直して変更することを、リアロケーションと言います。
それでは、こんな不況にも負けない精神力でこの時代を乗り切りましょう!!