そもそもFIREとは?
どういう流れでFIREになるの?
と、初めてFIREを耳にするとそのような疑問がわきませんか?
旦那にFIについて説明され、方針を決められ、FIREを目指すことはもう生活の一部になっています。
旦那はいきなりケチになったのかと最初は理解不能でしたが、やっとそんな旦那を理解できるようになってきました。
まずFIREという言葉自体をご存知ない方へ!
>>アメリカで話題のFIREムーブメント!?にも書いているのですが、
F = Financial(経済的)
I = Independence(自立)
R = Retire(退職)
E = Early(早く)
そう、早期退職、アーリーリタイアのことでしたね。
免責事項:以下に書かれている情報は私個人の観点・意見であり、私自身はプロのファイナンシャルアドバイザーではありませんので全てが確実で正しいとは言えません。ご自分でも調べたり、専門家にご相談などされることをおすすめいたします。
「FIREムーブメント」という言葉を耳にした方へ!FIREの流れを簡単に解説。
スバリ、このステップです!
ステップ1:まずは毎月の支出を知る
しかし!支出を知ることで実は自分を知ることになります。
見たくないことに目を向けますが、思いっきり目を向けてください。それがスタートです。
まずは、1ヶ月間の支出を知りましょう!
ざっくり我が家2名分の場合
家賃 | $1600 |
食費 | $400 |
光熱費 | $150 |
交際費 | $600 |
保険代 | $150 |
携帯代 | $80 |
車両保険 | $150 |
車の登録費用 | $130を月割りで$11くらい |
ガゾリン代 | $100 |
ジム代 | $80 |
サブスクリプション代(アプリなど) | $25 |
合計 | $3346 |
※ロサンゼルスで外食をすると、交際費が一気に高くなります・・・
我が家では、これをエクセルの表などに毎月まとめます。
上記のエクセルは、Recurringなので毎月必ずかかっているものです。
食費・交際費・ガソリン代など、月によって額が変動するものは後から管理します。
光熱費は、予想額を記入します。
この支出表は家計簿をつける意味でも、毎月必ずやっています。
ステップ2:年間支出の25倍を計算して必要な総資産を算出する
要するに、計算式はこうなります!25倍のルールと言います。
上記で出した必要な総資産があなたが目指すFIREになるための数字です。
実際に、我が家2名分の場合で計算してみましょう!
なので、
どっひゃー!1ミリオン超え・・・
日本円だと約1億1041万円でございます!(1ドル=110円計算)
そうなんです、この数字を目指すのです。
「もし子どもができたら、どうなるのか?」「実はもっと生活費がかかるのでは?」と我々も考えているので、
実際に我が家の目標金額は、1.5ミリオン(約1億6500万円)を目指しています。
実際にこの計算を一度やってみてください。
少し将来のことが見えるようになります。
え!そんなに必要なの!?と思うかもしれませんが、FIREを目指してからだいたい10〜12年という長い期間を経てコツコツと着実にお金を貯めていき、FIREになる人がほとんどです。
遠い未来かもしれませんが、人生100年時代、そのうちの10年くらいは短い!
そうやって25倍で計算した数字に達し、総資産の4%のみで1年を過ごせば、
今のところその後最低約30年はお金が尽きないとされています。
これからの時代に果たして順応するかどうかは我々も不確実なところは懸念点ですね。
ステップ3:その総資産に到達するために節約し、投資する
じゃあ、コツコツと着実に数字を追いかけて、目標総資産に到達する方法は?
ズバリ節約、そして投資であります。
実際FIREできた人たちが辿ってきた道は、それしかありません。
- 節約をしなければ、先ほど10〜12年と言っていた期間が伸びるだけです。
- 投資をしなければ、お金が増えません。
節約をすることで貯金ができる→貯金があることで投資ができる→投資をすることで資産を増やせる
節約:本当に必要か必要でないかを基軸にし、削れるところは削ります。
投資:我が家もFIREしてきた人たちも、もっぱらインデックス投資です。
例えば、コーヒーを毎日買っているとします。それ、一杯5ドル(日本だと400円くらいしますよね?)くらいはしますね。
それを毎日1杯購入したとします。
その代わりに、その5ドルを投資に回して年間で低く見積もった6%のリターンがあると考えます。
すると10年後には、その投資をした金額がコーヒーに対して支払った合計金額より、約953ドルも上回ります。
それが複利の力です。
複利とは・・・利子にまた利子がつくこと。
たとえば、元金(もともとのお金)が100万円あり、この100万円を金利2%(年利)で1年間預金したとすると、1年後には102万円になる。この場合、2万円は、元金に対してついた利子である。この2万円も含めて(つまり102万円を)再び金利2%で1年間預けると、1年後には104万円となるのではなく、104万400円となる。この400円は、利子である2万円についた利子である。このように、利子にもまた利子がつくことを、「複利」という。
もし、その5ドルが50ドルだったらどうでしょう?10年後には約9530ドル(約105万円)も差が出ます。
インデックス投資が一番おすすめ。FIREしたほとんどの人が口を揃えて言う投資です。
インデックス投資とは・・・
金融市場のインデックス(株価指標)と同じ動きをするように設計された株式や債権のポートフォリオのことです。
満遍なくうまく投資されているのでリスクが少なく、コストも低いので初心者でも安心な長期投資です。
自分で銘柄を決めて個別で買うようなリスクの高い投資は、プロでは無いので私は一切やっていません・・・プロでも難しいとされています。
伝説の投資家ウォーレンバフェットさんでさえも、インデックス投資を推奨しています。
Put your money into an index fund of U.S. stocks, and let American business do the rest. by Warren Buffet
訳:アメリカのインデックス投資にお金を入れて、あとはアメリカのビジネスに仕事をやらしておけば良いのだよ。ウォーレン・バフェット
インデックス投資も実はたくさんあります・・・w
どれを選べばいいのかわからない!→これ私です。
わが家はもっぱらVTSAX!!
もう何もわからない!と言うことであれば、問答無用でVTSAXで選ぶのが良いと私は思います。
VTSAXとは・・・
Vanguard Total Stock Market Index Fund Admiral Sharesのことで、アメリカの投資運用会社であるVanguard社(初めてインデックス投資を始めた会社)が販売しています。約3600株ほどの株を保有しており、アメリカのトップ10(フェイスブック、グーグル、アップル、アマゾン、アルファベット、ジョンソン&ジョンソンなど)の会社に常に投資をしてくれると言う優れたインデックス投資です。
なんだかそれだけ聞くとわかりづらいのですが、
とにかくFIREを基準にした重要なポイントは、個別株を選んで投資しないこと!でございます。
現在のところそのVTSAXは、アメリカ在住の方で、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー:マイナンバーのようなもの)がある方であれば、かなり低いコストで購入することが可能です。
アメリカで会社に勤めていない方でも、個人的に3000ドルから投資が可能です!
日本から購入の場合は、今のところVTI(Vanguard Total Stock Market ETF)のみが購入可能のようです。その点については私自身もまだ勉強中ですので、もっと詳しく調べたいと思います。
まとめ
FIREへの道のりは・・・
面倒だけどエクセルなどで整理する
総資産を貯めるには10〜12年はかかる
コーヒー1杯分を投資に回せば10年後に10万円ほどに化ける
投資はインデックス投資のVTSAXが良い